ヨガはサンスクリット語の「ユジュ」が語源とされています。「ユジュ」とは牛や馬と車をつなぐ軛という意味があり、体と心と魂を結びつける修行法としてインダス文明で生まれたものです。紀元前200年頃に「ヨガ・スートラ」が編纂され、具体的なヨガの実践方法が記されました。「ヨガ・スートラ」によると、ヨガは「心の動きを抑止すること」と定義されています。つまり、心の動きをコントロールするさまざまな鍛練により、苦しみから解放されることを目的にしています。
ヒトの脳の中央には辺縁系という部分があり、そこには「情動」を司る部分があります。解剖学的には辺縁系のコントロールをすることがヨガの古来からの目的でしょう。
しかし、現代社会において「体を柔らかくしたい」「カラダの不調を改善したい」「筋力をつけたい」といった古来のヨガの考えとは異なる思考のクライアントが集まる時代となりました。
ヒトは重力化に晒されている以上、フィジカル面を離して考えることは難しく、アーサナもその一つです。
インストラクターも時代背景により、学ぶものが変化しています。今の時代、医療保健の関係で患者が病院から出しれたり、リハビリ期間の制限などで痛みを抱えている人がヨガに通うようになっています。
ヨガインストラクターも解剖学や運動学を学ばないといけない状況になってきています。
ヒトの体を知ることで、心理面からもフィジカル面からも整えられるようになると、クライアントの未来は大きく変わるでしょう。
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理学療法士であり、RYT200のインストラクターでもあり、FRPのインストラクター、3A's認定アーサナ塾講師、予防運動アドバイザー、NPO法人日本シニアヨガ協会副理事
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