2才~3才頃、子どもたちがグルグル回転しながら喜んでいる姿がよく見られますね。大人だったら目が回ってしまうことも、この頃の子どもたちは新鮮な感覚として受け止めています。
このような子供たちの新鮮な感覚は“前庭感覚”(ぜんていかんかく)が働いています。前庭感覚はヒトがバランスを保つのに重要な働きを持っています。例えば、歩いているときに上下の揺れと左右の揺れが起こりますが、その揺れに伴って頭がいつも振り子のように揺れていたら対象物に目線を合わせることはとても大変です。そこで頭の傾きを前庭感覚が感知し、頭を中心に留めておくように働いてくれています。
例)左に体が傾いたら頭を右の倒してバランスを取る(対象物から目線がズレないようにする)
この時期の遊びには意味があり、ヒトのバランス機能に繋がることを“遊び”を通して培っています。もし、お子様がそのような遊びをしていたら、「前庭感覚を鍛えているんだな」と思い、周りにぶつからない程度にサポートして遊びを楽しませてあげて下さい!
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